パンク
ロックの話ではない。午後3時、面会の約束を果たすため自転車で行こうとした。ホンの1時間前、乗っていた自転車の後輪がパンクしていた。誰かにやられたのか、どこかで尖った物でも踏んでいたのに気づかなかったのか、ともかく、空気は抜けきっている。こうなると自転車は途端に厄介な荷物に化ける。雨あがりで荷物が多い時の傘みたいなものだ。置き去りにするわけにもいかず、押して約束の場所へと向かう。帰り道で眠ってしまった子ども、読み返さないだろうに持っている大量の本…いろんな意味で、考え直せと言われている気がした。パンクした自転車は、人生だ。



